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銚子電鉄
銚子駅からは銚子電鉄に初乗車。使用する切符は「弧廻手形(こまわりてがた)」という1日乗車券(620円)。往復するだけで元が取れる上に、もれなく銚子電鉄の危機を救った名物「ぬれ煎餅」が無料で1枚もらえる等のクーポンが付いている。
▲銚子電鉄@銚子駅
▲弧廻手形
銚子(千葉県)13:44発
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銚子電鉄
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外川(千葉県)14:03着
まずは終点の外川(とがわ)駅へ。漫画「鉄子の旅」等で鉄ヲタの横見裕彦さんが推奨していた駅。いかにも終着駅という雰囲気と、渋い木造駅舎。横見さんが薦めるのも分かる・・・と、駅舎内に「鉄子の旅」のポスターを発見。この銚子電鉄には「鉄子の旅」の著者、菊池直恵さんがカラーリングをデザインした車両も走っており、漫画で取り上げられて以来「鉄子の旅」と結びつきが強い鉄道だ。
▲外川駅。右下は使われなくなったトロッコ車両「澪つくし」号
▲「鉄子の旅」のポスター
次に一駅戻って犬吠(いぬぼう)駅へ。
外川(千葉県)14:23発
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銚子電鉄
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犬吠(千葉県)14:25着
▲犬吠駅とぬれ煎餅
観光地の犬吠崎が近くにあるが行かず、駅舎内の土産店で「弧廻手形」のクーポン券を使ってぬれ煎餅を1枚ゲット。それだけではさすがに申し訳ない。銚子電鉄を応援すべく家へのお土産にぬれ煎餅と、車両をモチーフにした箱に入った日本酒を購入。
さて、先述のように銚子電鉄は漫画「鉄子の旅」と縁が深いが、この犬吠駅の駅舎内には「鉄子の旅」が掲載されている雑誌の鉄ヲタ編集長が「仕事で」製作した外川駅の模型が置かれている。本当に仕事ですか、編集長?
▲外川駅の模型
お次は海鹿島(あしかじま)駅へ。面白い駅名(地名)だが、これはかつて近くにアシカが生息していたことからの地名だという。
犬吠(千葉県)14:52発
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銚子電鉄
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海鹿島(千葉県)14:57着
▲海鹿島駅
駅舎内の時刻表は渋くて良い感じ。しかしそれ以外はどうという事はない田舎町の無人駅だ。
その次はメインに位置づけていた、笠上黒生(かさがみくろはえ)駅へ。
海鹿島(千葉県)15:22発
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銚子電鉄
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笠上黒生(千葉県)15:26着
魅力的な駅名と渋い木造駅舎がある良い駅。ホームの脇にはボロボロの廃車両が置いてあり、それが独特の雰囲気を醸し出していた。
▲笠上黒生駅。廃車両(デハ101)は解体されて現存しないらしい
窓口で硬券の入場券と古い乗車券を購入し、次の目的地、仲ノ町(なかのちょう)駅へ。
笠上黒生(千葉県)15:52発
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銚子電鉄
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仲ノ町(千葉県)15:58着
この駅に隣接してヤマサ醤油の工場があり、駅は醤油の香りに包まれていた。構内には車両基地があり、1,067o幅の線路の電気機関車としては日本最小のデキ3や、オレンジと紺色、白色でカラーリングされた「鉄子の旅」塗装の車両など、様々な車両が見られた。
▲仲ノ町駅
仲ノ町(千葉県)16:29発
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銚子電鉄
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銚子(千葉県)16:31着
銚子駅へ戻って銚子電鉄の旅は終了。一路、宿泊するホテルの最寄り駅、南千住駅へ。
さらば急行「銀河」
銚子(千葉県)17:04発
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成田線・464M
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成田(千葉県)18:35着/18:44発
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成田線〜総武本線・快速1888F
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東京(東京都)20:01着/20:10頃発
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山手線
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上野(東京都)20:17頃着/20:25頃発
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常磐線
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南千住(東京都)20:33頃着
南千住駅近くのビジネスホテルにチェックインし、コンビニ弁当を食べて一息ついた後、寝台急行「銀河」のラストランを見送りに東京駅へ向かう。「銀河」の発車する10番ホームはものすごい人!人にもまれながら最後の「銀河」を撮影。
▲さらば急行「銀河」
そしてついに発車時刻の23:00「ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」というものすごく長い汽笛の後、ゆっくりと寝台急行「銀河」は動き出した。どこからともなく「ありがとおおおおおおおおおおおおおおおお」という声がかかり、拍手の嵐に。全く予想していなかったが、それはそれは感動的な光景。いわゆる「葬式鉄」の気持ちがちょっと分かった。
<交通費>
青春18きっぷ(1日分):2,300円
銚子電鉄「弧廻手形」 :620円
計:2,920円
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3日目前編へつづく