鉄の頁 > 鉄道旅行記 > 朝来への旅 2003年8月22日

“きのくにシーサイド”乗車

時刻表で発見した変な名前の駅「朝来(あっそ)」(なんともそっけない名前。しかも難読。)が気になり、行ってみることに。ついでにかねてから乗ってみたかった列車に乗車。

三ノ宮(兵庫県)7:25発

東海道本線・3606M・新快速

大阪(大阪府)7:44着/7:51発

大阪環状線・内回り

天王寺(大阪府)8:12着

天王寺〜白浜間で乗車した快速「きのくにシーサイド1号」はディーゼル機関車が4両の客車を牽く臨時客車列車。全車指定席のため、青春18きっぷのほかに指定席券(510円だった)が必要だったが、乗る価値アリ。私はこれまで家族旅行も含め様々な列車に乗ってきたが、その中でもこの「きのくにシーサイド」は、少なくともベスト3に入る。座席は特急列車のグリーン車の座席を使っているため座り心地が良く、また、2号車は展望車になっていた。

きのくにシーサイド号
▲【天王寺駅】快速「きのくにシーサイド1号」。

天王寺(大阪府)8:20発

阪和線〜紀勢本線・快速「きのくにシーサイド1号」

白浜(和歌山県)11:37着

きのくにシーサイド号きのくにシーサイド号
▲【白浜駅】最後尾には機関車を制御できる運転台があり、折り返しはこちらが先頭。2号車は展望車でオープンカフェのような雰囲気。

ちなみに“きのくにシーサイド”は2007年に引退、廃車され、もう乗ることは出来ない。残念。

さて、白浜駅から1駅戻り、いよいよ朝来駅へ。

白浜駅にて
▲【白浜駅】この列車で目的地の朝来駅へ。

白浜(和歌山県)12:00発

紀勢本線・2328M

朝来(和歌山県)12:06着



朝来駅〜潜水橋

朝来駅に到着後、駅弁で腹ごしらえ。名前に惹かれて白浜駅で買った「紀州の殿様弁当」。なかなか美味だった。

朝来駅
▲【朝来駅】駅舎。

紀州の殿様弁当紀州の殿様弁当
▲【朝来駅】紀州の殿様弁当。駅舎内のベンチで食す。鯛の押し寿司などいろんなものが入っている。

昼食後、駅周辺を散策。駅前の案内板で近くに潜水橋(「山王橋」という名前)があることが分かり、そこへ向かった。潜水橋を渡っているときに「ちょっとゴメン」と声をかけられ、後ろを見るとバイクに乗ったオバチャン。通してくれということらしいが、橋の幅は1メートルほどで、両側には柵も何もなく、しかも私は高所恐怖症&カナヅチ。潜水橋なので橋の高さはたいしたことは無いはずなのに、橋の上から見ると高く見え、一瞬渡り始めたことを後悔したが、腹をくくり、「どうぞ」と脇へどいて無事やりすごした。

潜水橋「山王橋」潜水橋「山王橋」
潜水橋「山王橋」潜水橋「山王橋」
▲潜水橋「山王橋」が見えてきた。向こう岸へ渡り、引き返す。幅は1メートルほど。右下は橋の上からの富田川の風景。

あとは帰るだけ。ひたすら鈍行を乗り継ぐ。

朝来(和歌山県)14:06発

紀勢本線・2330M

紀伊田辺(和歌山県)14:11着

きのくにシーサイド号紀伊田辺駅にて
▲【紀伊田辺駅】(左)“きのくにシーサイド”が留置されていた。(右)御坊駅まではこの列車で。

紀伊田辺(和歌山県)14:30発

紀勢本線・2362M

御坊(和歌山県)15:12着

紀州鉄道・キハ603御坊駅にて
▲【御坊駅】(左)今は引退してしまった紀州鉄道のキハ603は旅の当時現役。(右)ここからはド派手なパンダの列車に乗車。

御坊(和歌山県)15:27発

紀勢本線・372M

和歌山(和歌山県)16:34着/16:39発

紀勢本線〜阪和線〜大阪環状線・4564H・紀州路快速

大阪(大阪府)17:58着/18:06発

東海道本線・803T・快速

三ノ宮(兵庫県)18:33着

今回の旅は寄り道ナシ。そのおかげで、スタート〜ゴールまでの距離の長さの割りに、長い時間を朝来で過ごせた。



<交通費>

青春18きっぷ(1回分):2,300円
快速「きのくにシーサイド1号」指定席券:510円

計:2,810円

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